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形状記憶とは?

形状記憶、形態安定とは?

カーテンは美しいドレープが均等に波打ち、横に寄せて畳んだ時でもヒダ山が綺麗に揃っている状態が理想です。

ところが生地の横糸が強いことにより、横に広がってしまう現象がここ十数年多く流通している遮光カーテンに見受けられます。その広がるのを解消するために、開発されてきたカーテンに施す加工が形状記憶、形態安定と呼ばれる加工でこのふたつには違いがあります。

ドレープの美しさを維持してくれる形状記憶、形態安定加工とはどういうものかをご紹介いたします。

形状記憶とは(既製品に多く見られる加工)

形状記憶加工は多くのケースで、カーテンとして縫製する前の生地自体を加工を施します。ウェーブのついた型に生地を載せて固定し、真空釜に入れ時間をかけて熱処理加工し繊維に形を記憶させます。薬品などは有害な化学物質は使用しません。

仕上がりは丸みのあるウエーブになり、カッチリ形が付きます。ウエーブはお洗濯しても取れることなく、半永久的に持続すると言われています。

形態安定加工とは(オーダーカーテンに多く用いられる加工)

カーテンに仕立てた後、カーテンを吊るしたままスチームをあててウエーブをつける、いわゆるアイロンのような加工です。こちらも化学物質は使用しません。お洗濯を5~6回程すると徐々に取れてきます。

最近の傾向ですとオーダーカーテンの場合は形態安定加工を施すことが主流となっています。

オーダーカーテンに形態安定加工が選択されるのはなぜ?

半永久的に持続する形状記憶と、お洗濯を年に1度するとして、5、6年後から徐々にウエーブがとれてくる形態安定加工。長持ちするほうが良いように思いますが、丁寧に加工されていればどちらも見た目にはそんなに変わりません。

また日常のカーテンの開閉でも生地にある程度癖は付きますので、形態安定で十分と考える方もあります。

一方、ネットや大手量販店に流通している海外(主に中国)で生産される既製サイズのカーテンには、一度に複数枚加工が出来る形状記憶施して輸入しているケースが多いようです。

これは、同じ仕上げサイズであるために可能な事で、1点1点サイズも生地の素材も異なるオーダーカーテンの場合は、その生地の特性を見ながら加工を施す形態安定加工の方が向いているのです。生地の素材や厚みによって温度や加工の時間を変えるなど、細やかな対応をしています。

形態安定加工が必要のない素材もあります

綿や麻の天然素材には形状記憶も形態安定加工は施してもその効果が期待できないので、施行不可となっています。

ただしこれらの素材や、横糸が細いしなやかな素材には、加工を施さなくても、きちんと縫製されていれば十分ドレープができます。

また、一般的に素材としての糸は細いほど高価になるのですが、細い糸で織密度高く織られている生地は本当にしなやかで美しく、むしろ形態安定などの加工の必要もないのです。

形態安定加工が出来ないケース

強化ガラスの出現でマンションなど、横幅5mを超える窓が増えていますが、形態安定も形状加工も施工機械の大きさによる限界がありますので、1枚約3mを越えるカーテンには加工が不可能というケースが多いようです。

そういった場合に、選んだ生地が著しく横に広がる可能性があるか、また、綺麗にドレープの出る生地などは専門店スタッフや、プロに判断していただくと良いと思います。

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